老化の悩みと言えば、唇の両脇にできる縦じわ。
そう、ほうれい線です。
ほうれい線ができる原因は、たるみです。
「重力には、逆らえない」
「表情筋(※1)も衰えてるだろうし、もう歳だから」
そんなふうに諦めている方が多いのですが、原因はもっと違うところにあります。
それは、ほうれい線ができたシワの上部分に、答えがあったのです。
その部分が重たくなってくることで、皮膚が下へとたるみ、ほうれい線ができています。
※1)顔の目や口、鼻などを動かす筋肉のこと。口の周りの口輪筋は、口元のたるみに繋がると言われている。
どうして肌が重たくなるのでしょうか?
ポケットに沢山キャンディーを詰め込んだら、どうなるでしょうか?
ポケットが重たくなって、下へ下へと、、、下がりますよね?
その下がる現象こそが、ほうれい線の正体です。
ほうれい線に悩んでいる方は、まずは下の写真の赤丸の部分を鏡でチェックしてみましょう。
この部分に、以下の症状はありませんか?
- 毛穴の広がり
- 脂浮き
- 赤み
- 吹き出物
- 痒み
- 角栓つまり
- 毛穴の黒ずみ
1つでも当てはまるなら、毛穴に汚れが詰まっているといえます。
毛穴の中には、
✔︎皮脂
✔︎角質
✔︎化粧品
と、様々な汚れが潜んでいます。
その量が多いほど、肌がたるむリスクは大きくなるのです。
ほうれい線が気になるからといって、その部分に化粧品をプラスしたら??
もうお分かりですよね。
さらに、たるみます!
汚れで重たくなっている肌に、さらに化粧品をプラスするなんて、もってのほか!なのです。
ほうれい線は、益々深くなるでしょう。
また重たい肌は、いくら表情筋を鍛えても持ち上げることは難しくなります。
マッチョになるくらい顔の筋肉を鍛えたら、持ち上がるかもしれませんが。笑
筋肉を鍛えて、背中にのせた重い荷物を持ち上げようとするのか、そもそも荷物自体を軽くするのか。
あなたなら、どちらを選びますか?
重くなった荷物(汚れ)を軽くする方が、改善の近道ですよね。
ほうれい線が薄くなる5つの対策
ほうれい線の正しい対策は、シワになっている部分の少し上部分、そこの毛穴の汚れと古い角質を除去していくことが必要です。
5つのポイントをご紹介しましょう。
1.毛穴を詰まらせる油分の強い化粧品(ファンデーション)は、今すぐやめましょう!クレンジング剤を必要としない化粧品が目安です。
2.クリーム、クレンジング、UV製品、コンシーラー、オイル、も手放してください。肌の代謝力をとり戻すためです。
3.洗顔の前は、十分な予洗いをして、汚れを落としやすくしましょう。洗面器にため湯をしお顔をつけると、毛穴も角質も解れやすくなります。
4.泡を使い、擦らず丁寧に洗いましょう。毛穴に対して平行に、あて洗いをお勧めします。くるくると手を回す洗い方は、毛穴の汚れを取り残します。
5.肥厚(*2)した角質を除去するために、クレイパックでお掃除しましょう
※2)肌の厚みを増した状態をさす
余計な物を肌に付けない。
毛穴に詰まっている汚れを取ってあげる。
そうすることで、肌は本来の軽やかさを取り戻します。
ポケットに詰め込みすぎたキャンディーを取り出すように、毛穴から汚れを取っていきましょう。
肌は、日々のスキンケアで作られていきます。
正しいことをすれば、老化は最低限に抑えられますが、間違ったスキンケアを続ければ、必要以上に顔が老けていきます。
肌を育てるのは、あなた自身です。
あなたの未来の肌が、今よりもっと美しくありますように。