「朝の洗顔は、水洗いだけにしています」
という方が多いのですが、その理由はこうです。
「洗顔しすぎはよくないと聞いたことがあるので・・・」
そう、洗顔のしすぎは肌に良くないという考えが浸透しているのですね。
これは間違いではありませんが、必ずしも正しいとも言えません。
実は、汚れの取り残しこそが、肌をつっぱらせることがあるからです。
この取り残しとは、角質とあぶらです。
新鮮な角質はみずみずしくハリがありますが、古い角質は水分が欠乏し、かさぶたのようにカサカサしています。
あぶらは新鮮なものほどサラサラしていて、肌に艶を与えてくれますが、劣化が進むと粘りをもち、ねっとりと固まります。
このかさぶたのような古い角質と、ねっとりしたアブラが肌に残っていると、つっぱり感を感じるのです。
正しい洗顔とは、古い角質と脂をお掃除することです。
水洗いやお湯ですすぐだけでは、この汚れが取れません。
確かに、ツッパリ感は抑えられるかも知れませんが、化粧水が馴染んでいるかをチェックしてみてください。
最低でも、5回以上の化粧水が肌に必要です。
この回数が馴染んでいかなければ、古い角質と脂が残っています。
そしてその汚れは、どんどんと蓄積されていきます。
それが代謝を衰えさせ、老化肌をさせるのです。
正しい洗顔ができているかどうかは、以下項目をご参考に洗顔後にセルフチェックしてみてくださいね。
・くすみが取れ、肌の色が明るくなる
・肌が柔らかくなる
・化粧水が5回以上なじむ
・洗顔後の洗面器の内側がざらざらする
洗顔は、肌の汚れをお掃除し、肌の力を取り戻す大事な時間です。
乾燥やつっぱり感は、洗い過ぎだけで起こるのではありません。
汚れの取り残しこそが、肌をつっぱらせ、水分を受け付けない肌にしてしまうのです。
正しい洗顔を続けることが、大事です。
朝晩2回として、一日たった2回のチャンスですよ。
この2回の洗顔でしっかりと結果を出して、肌を育てていきましょうね。