肌が老化するということは、そもそもどの場所がどのような状態になるのでしょうか?
私が25歳の時、吹き出物がたくさん出てきました。
いわゆる大人ニキビです。
額や顎、こめかみに出てきた吹き出物がなかなか消えないのです。
大人になってからの吹き出物に悩む方、多いのではないでしょうか?
なぜ大人になってからなのでしょうか?
それはアブラの質に原因があります。
毛穴には皮脂腺と呼ばれる、あぶらを出す袋があります。
若い年齢ではスムーズに排泄されていくのですが、20歳を過ぎると徐々にそのチカラは衰えてくると言われています。
その結果、毛穴が詰まりやすくなるのです。
さらに、水分量も関係しています。
歳を重ねるほどに体の水分量が減ることは、ご存じかと思います。
体の水分量が減少すると、一番外側にある皮膚に水分が十分に届かなくなります。
水分量が不足した肌は、自然とアブラの濃度が高くなるのです。
肌には汗腺から出る水分と、皮脂腺からでてくるあぶらとが混じり『天然クリーム』を作っています。
この天然クリームのあぶらの濃度が高くなるのです。
あぶらの濃度が高い肌を想像してみてください。
こってり、ねとっとしているのですね。
この状態が毛穴を詰まらせます。
さらにこれが固まってくると排泄が滞るのです。
この時、吹き出物が出るようになります。
これがなかなか改善しないのは、代謝力の衰えから、排泄が滞るからなのです。
・代謝力の低下
・水分量の不足
・あぶらの濃度が高くなる
この3つが重なり、肌あれ、肌トラブル、肌老化が進行します。
ということは、大人にきびを改善するには、この逆を行うといいのです。
・代謝力の低下 → 代謝力を上げる
・水分量の不足 → 水分量を増やす
・あぶらの濃度が高くなる → あぶらの濃度を整える
代謝力を上げるためには、古くなった角質から順に除去する必要があります。
そのために正しい洗顔と、肌に負担をかけずに除去できる泥パックなどを定期的に行いましょう。
排泄を促すのです。
水分量は最低でも、5回以上は化粧水を重ねていきましょう。
少量ずつを手に取って、優しくお顔にのせていきます。
あぶらの質を整えるには、余計な油分を付けないことです。
肌には十分にあぶらがありますからね。
あぶらの質を整えることが、大人にきびの改善法です。
・あぶらを付けない
・あぶらに頼らない
・あぶらを酸化させない
肌のカギを握るのは、あぶらということですね。