あなたは乾燥肌ですか?それとも脂性肌?
エステや化粧品売り場で、そのようなご質問を受けられたことがあるかもしれません。
しかしこの質問は、肌改善にとって意味を成しません。
そもそも何故、乾燥肌や脂性肌になっているのかが大事だからです。
「乾燥肌だから、○○を付けましょう」
「脂性肌は、この〇〇が合いますよ」
と安易に判断をするのは、肌トラブルを悪化させることもあります。
例えばあなたが今、乾燥肌に悩んでいるとしましょう。
乾燥の原因は何でしょうか?
ただ水分が不足しているだけとは限らないのです。
古い角質が溜まっていることで、水分がうまく吸収できていないのかもしれません。
→古い角質を除去してから保湿しましょう。
皮脂が張り付き、化粧水を弾いているのかもしれません。
→あぶらの膜を外して、化粧水が浸透できるように整えてあげましょう。
化粧水の量が足りないのかもしれません。
→5回以上に分けて、たっぷりと浸透させてあげましょう。
洗顔の時間が長すぎて、水分を奪われているのかも。
→洗顔のお湯の温度、泡をのせている時間、泡の圧や時間を守りましょう。
ひとくくりに乾燥肌といっても、これだけの要因と対処法があります。
乾燥肌にはコレ!と決めつけることなどできないのです。
現状にそのまま製品や施術法を当てはめることは、とても危険です。
なぜ乾燥肌になっているのかを知ることが、肌改善の第一歩です。
肌改善で必要なことは、
・水分量
・角質の厚さ
・脂の質
・肌体力
です。
これらをリサーチして初めて、施術や化粧品のご提案ができるのです。
肌のチカラを活かすことが、真のスキンケアです。
何かを付けることばかりに意識を向けるのではなく、本来の肌の動きを取り戻すのが肌改善です。
正しいスキンケアで肌を育てていきましょう。