スキンケアの考え ブログ

白い角栓、毛抜きで抜きたい!

毛穴からニョキっと出てくる白い物体…。

これを目にすると「取りたい!」そんな衝動にかられますね。笑

毛抜きでピッと取る?

タオルで擦ってしまう?

今回は正しい対処法についてお伝えしましょう。

白い物体の正体とは?

鼻や顎の毛穴からニョキニョキと出てくるあの白い物体は、『角栓』と言われるものです。

毛穴の中には皮脂腺という袋があり、そこから油分が出ています。

また肌表面と同じく、毛穴の中でも(*)角化が行われ角質があります。

(*)角化…新しい細胞が生まれやがて垢となって剥がれ落ちること

この油分と角質が交じり合い固形化したものが、角栓です。

毛抜きで取れば、綺麗になる?

そんな角栓を目にしたら、思わず毛抜きで引っこ抜きたくなりますね。笑

しかしこれは後に、肌に大きなダメージを与えてしまいます。

組織に傷をつけることになり、角化が行われなくなったり色素が沈着してしまうことも。

繰り返すとその部分が固くなってしまいます。

リスクが大きいのです。

固形物を引き抜くと、毛穴は広がったままになります。

肌にとってはこの状態は、とても危険な状態です。

そもそも肌は、私達の体を守ってくれているものです。

何もない空っぽの毛穴が広がっていると、雑菌等が入り込むこともあるわけです。

肌はうまくできておりまして、この状態を察知するとアブラが過剰に分泌します。

そのあぶらを保護膜として、体を守ってくれるのです。

とてもありがたいことではあるのですが、過剰に分泌されたアブラはまた毛穴に詰まりやすくなります。

毛穴にたまる…抜く…毛穴が広がる…と、負のスパイラルにはまってしまいます。

毛抜きで抜いたご経験のある方は、思いだしてみてください。

ピッと角栓を引っこ抜いた後、毛穴はどうなっていますか?

ぱかっと開いたままになっていると思います。

これまで硬くなった角栓が詰まっていたのですから、その器である毛穴はその形をとどめているわけです。

固形物のままで除去すると、広がった毛穴はそのままの形となります。

角栓の正しい対処法

角栓は、固形物です。

一気に固形物を引っこ抜くと、毛穴が広がったままになります。

まずは液体化にしてあげることが必要です。

そのためには、

・充分な保湿でふやかせる(やわらかくする)

・正しい洗顔(肌に負担をかけずに除去する)

が大事です。

固くなった角栓をまずは十分な保湿でふやかせると、固形物だった角栓からアブラが溶けるようになります。

これを洗顔で取っていきます。

◎固形化した角栓

◎液体化をめざす

・保湿

・予洗い

◎正しい洗顔で除去する

・北野式洗顔

・クレイパックで除去

ただし、固形化が進んだ角栓を1度や2度のスキンケアですべて取るのは無理です。

時間はかかりますが、肌に負担をかけずに本来の美しい毛穴を取り戻していきましょう。

毛穴の広がりだけでなく肌の柔らかさやくすみ解消、たるみ改善にも繋がります。

この方法でも取れない場合は、固形化がかなり進行していると思われます。

固形化したアブラは酸化が進んでいるため、通常の洗顔では取ることは困難になるのです。

固形化が進んだアブラを溶かしていくことが必要になるのですね。

京都北野美人研究所では、アブラを溶かしながら除去する洗顔技術があります。

オンラインでもご受講可能ですので、ぜひご相談ください。

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