美容液を付ける意味とは
美容液はお使いでしょうか?
多くの方が取り入れてらっしゃると思いますが、何のために使うのかご存じでしょうか?
それは保湿のサポートです。
角質層には、天然保湿因子というものが備わっています。
水分をキャッチしてくれる成分なのですが、加齢や季節などによって減少することがわかっています。
いくら化粧水で保湿しても、水分を捕まえておく力が足りないために、冷暖房や空気の乾燥、外気、風、化粧品などで肌から水分が奪われてしまうのです。
朝、化粧水で保湿をし、夜のスキンケアの時まで水分が肌に保てるようにするためには、天然保湿因子の変わりとなるモノが必要になります。
それが美容液の定義です。
化粧水と同じように角質層へ浸透していくものであって、肌に膜を作ってはいけません。
油膜は瞬時にしっとり感を得ることができますが、それは対処療法です。
かえってその膜が水分を弾いて、より乾燥肌を作ってしまうので注意が必要です。
美容液を選ぶ際は、肌に膜を作らない物を選びましょう。
膜を作る美容液かどうか、それを見極める一つの方法があります。
化粧水をつける途中に、美容液を付けてみるのです。
化粧水→美容液→化粧水、と付けてみましょう。
美容液の後の化粧水は、しっかり浸透するでしょうか?
弾くような状態になると、その美容液は肌に膜を作ってしまっているかもしれません。
あくまでも美容液の目的は、天然保湿因子の代わりです。
天然保湿因子が沢山ある10代や20代前半のお肌には、美容液は必要ありません。(肌質にもよります)
秋から冬にかけての季節や、年齢による水分保持力の低下などにサポートとして取り入れましょう。
美容液で水分を補給できるわけではありませんから、化粧水はたっぷり必要です。
良質の化粧水でたっぷり水分補給し、それが蒸発しないように抱え込んでくれる役、それが美容液です。
保湿のサポート役として、美容液を取り入れましょう。
美容液のつけ方
美容液をお顔にチョンチョン・・・それから顔全体にのばす。
美容液を両手の掌に伸ばしてから、お顔に付けていく。
こういったつけ方はお勧めしません。
乾燥や気になっているシミや毛穴の広がりなどに、まずは指先で美容液を付けていきます。
それからお顔全体に伸ばしていくのです。
まずは気になっている箇所へ美容液を届ける、という感覚ですね。
この少しの意識の違いが、肌の潤い感に差をつけます。
美容液は、化粧水のように何度も重ね付けしません。
少量の美容液を活かせる使い方を意識されてくださいね。