お休みの日は、ファンデーションを付けますか?
当サロンのお客様には、365日付けて下さいとお伝えしています。
その目的は、紫外線対策?美しく見せるため?
…ではありません。
理由は肌の酸化を防ぐためなのです。
肌を休ませるのは、正解?
『休日は肌を休ませる為に、ファンデを付けないようにしましょう』
と耳にされたことや、アドバイスを受けられたことがあるかもしれません。
何故でしょうか?
それは下地やファンデ―ション、フェイスパウダーなどが肌に負担をかけているからですね。
では肌に負担をかけていると知っているのに、肌に付けるのは何故でしょうか?
きっとお肌を綺麗に魅せたいという、願望ですよね。
でもよくよく考えていただきたいのです。
肌に負担がかかるものを使い続けると、どうなるでしょうか?
カバー力のある下地やファンデ、UV製品は、油分が多く含まれています。
その油分は、クレンジングして綺麗に落とせているわけではないのです。
肌は、布のように細かな穴(毛穴)があります。
その中に入り込んだものを100%取ることはできません。
取り残された油分が少しずつ蓄積されていくと、いずれは固形物として固まり、洗顔では取れないものになっていきます。
さらに進むと、それらが重たくなりたるみとなって下がってくるのです。
また油膜は肌のターンオーバーを妨げます。
しみ、くすみ、色素沈着などの肌老化が加速するだけでなく、赤みや痒み、吹出物といった肌トラブルの要因ともなるのです。
綺麗になりたい!と思って毎日使い続けるものが、御自身の肌を傷めているのです。
ノーファンデもお勧めしない
では、何もつけない選択はどうでしょうか?
洗顔して保湿したら、ハイ終了…実はこれもお勧めしません。
肌からはアブラが分泌されています。
このアブラが空気に触れると、酸化していきます。
酸化はくすみを起こし、アブラは粘るような質へと変わります。
粘りのあるアブラになるほど洗顔で落としづらくなり、また少しずつ肌に蓄積されていきます。
ここからは先程ご説明した同じ手順で、肌老化が進みます。
アブラの固形化→洗顔で取れない→アブラが蓄積・・・
その結果、
・毛穴の広がり
・赤み
・痒み
・ざらつき
・シミ
・色素沈着(くすみ)
・たるみ
が起こります。
勿論カバー力のあるファンデを選ぶよりも、何もつけないという選択の方が肌にはいいのですが、ベストな選択ではありません。
アブラが直接空気に触れないよう、しかし肌代謝も妨げないようにすることが理想です。
正しくは、365日付ける
毛穴を詰まらせないために、カバー力のあるファンデは避ける。
しかし何も付けない選択は、肌のアブラが劣化する。
では、どうしたらいいの?ということですね。
ベストな選択はこうです。
クレンジング不要の下地やファンデ(フェイスパウダー)を、毎日つける。
クレンジング剤が不要な下地やファンデは、油分が少ないためカバー力は期待できません。
しかしカバー力のあるファンデで綺麗に魅せつつ、肌老化が進行する方がよっぽど怖いですよね。
肌には排泄力があり、古い角質や皮脂が自然と剥がれていくようになっています。
このチカラを妨げてはいけません。
活かしてあげましょう。
ターンオーバーがスムーズになるように、正しいスキンケアで促してあげるのです。
それこそが真のスキンケアであり、美しい肌作りなのです。
今だけの美ではなく未来も美しい肌であるために、今何を選択するのかが大事ですね。