年々落ちていく肌の代謝力…。
代謝が落ちていくと、肌には古い角質が蓄積されていきます。
それはくすみや、シミ、乾燥肌、毛穴に詰まり、吹出物・・・とあらゆる肌トラブルを招くことになります。
古い角質をお掃除する必要があるのですね。
しかしその方法が大事です。
例えばピーリング。
薬剤などを使って角質を剥がし、ターンオーバーを促す方法なのですが、これが肌に大きな負担をかけることになるのです。
ピーリングの目的
肌のサイクルは、20歳で28日周期と言われています。
さらに年齢を重ねると、1日、また1日…と肌サイクルは遅くなっていきます。
その結果、古くなった角質が積もり積もって、肌のくすみや毛穴の詰まりを起こすのです。
古い角質は水分を吸収することが難しく、肌の乾燥も招きます。
スキンケアで余計な角質を除去してあげることで、新しい細胞が肌表面にくることになります。
但しその方法を間違えると、肌に大きな負担をかけることにもなるので注意が必要です。
ピーリング方法は、酸や薬品の力で皮膚をやわかくして剥がし落とす方法です。
確かに古い角質が剥がれるのですが、新しい細胞さえも除去しかねません。
一気に剝がれることで、皮膚に赤みが出たり、ほてり、痒み、痛みも伴い、リスクの大きい方法だと言えます。
この方法を続けると徐々に肌が固くなることも懸念されます。
その結果、ピーリングをする以前の肌よりも代謝しづらい肌になってしまうのです。
手軽にピーリングはできますが、それは根本的な改善には繋がりません。
その場しのぎの対処療法ともいえるのです。
古い角質を優しく取り除く方法
肌に負担をかけず古い角質を取る方法は、4つあります。
1.保湿
2.アブラの処理
3.角質の除去
4.化粧品の正しい選択
1.保湿
保湿することで肌がやわらかくなり、除去しやすくなります。
洗顔のタイミングで落とせたり、化粧水を付けているときにぽろぽろと取れる場合もあります。
水分を十分に肌に与えることは必須です。
2.アブラの処理
油分の多い化粧品を選んでいませんか?
カバー力のあるファンデーション、とろみのある化粧水、クリームやオイル、ジェル、UV製品、コンシーラー、これらは肌代謝の妨げとなります。
軟膏なども肌に膜を作ってしまいます。
この油膜が肌代謝に制限をかけています。
油膜を取ることは肌のチカラを取り戻すことに繋がります。
3.角質の除去は、クレイパックを選びましょう。
肌に密着させて数分したら洗い流すタイプが安全です。
古い角質だけが落とせて、新しい細胞を無理矢理はがすことにはなりません。
4.化粧品の正しい選択
化粧品は、肌に負担をかけないものを選びましょう。
油分が少ない物、水の質がいい化粧水、肌に膜を作るような乳液やオイル、ジェルは不要ですよ。
肌は、古い角質を剥がすチカラを持っています。
そのチカラを活かしてあげることが、最も自然であり、肌が必要としていることなのです。
赤みや痒み、痛みでSOSを出さないように、正しく肌改善に取り組んでいきましょう。