ブログ 頭皮ケア

湯シャンは肌トラブルの元

シャンプー剤を付けず、お湯だけで頭皮の汚れを洗い流すことを「湯シャン」と呼ばれているようです。

この方法は肌トラブルに繋がるため、お勧めできません。

今回はこの湯シャンについてお伝えしましょう。

湯シャンってどうなの?

人間の体の中で皮脂が最も多く分泌されている場所が、頭皮です。

加えて加齢とともに、肌の水分量は減少します。

つまり水分量が減少する分、頭皮の皮脂濃度はさらに高くなることになりますね。

これが毛穴のつまりを起こすのです。

詰まった毛穴からは髪が生えてこなくなったり、細い毛になる、艶がない、コシがないなどの加齢髪になるのです。

さらに加齢臭と呼ばれる嫌な臭いも、このことが関係していると思われます。

脂はお湯だけでは洗い落とせません。

油がべったり付着したお皿も、お湯だけでは油が残ってしまいますよね。

必ず洗剤を使うように、頭皮もシャンプー剤が必要なのです。

とは言え、「湯シャンにしてから頭皮の痒みが引いた」「吹き出物が治まってきた」など、改善がある方もおられます。

そういった例は、そもそもシャンプー剤などのヘアケア製品に問題があったのだと思われます。

髪をしっとりさせるシリコン剤などは、たった1回の使用でも髪の違いを感じるでしょう。

しかしこのコーティング力こそが、毛穴を詰まらせるのです。

さらに吹き出物や痒みを起こします。

こういったヘアケア製品を断ち湯シャンを行うと、頭皮への負担がなくなり、かゆみ、吹き出物が一時改善されたかのように思うのですね。

そう、一時なのです…。

冒頭でもお伝えしましたように、体の中で一番皮脂量が多いのが頭皮です。

お湯を流すだけでは、油分は取り切れません。

シャンプーよる負担がなくなったとしても、次は日々排泄される皮脂が詰まり始めます。

するとまた吹き出物や痒みなどをぶり返すことになるのです。

これが湯シャンをお勧めしない理由です。

頭皮は必ずシャンプー剤を使用し、皮脂が詰まらないようにしましょう。

但し、シャンプー剤は慎重に選ぶことが必要です。

毎日シャンプーを行い、2度洗いしましょう。

洗いすぎると髪が抜けるのが心配…と思われている方もおられるでしょう。

逆なのです。

洗わないことで毛穴が詰まり、髪そのものが生えてこなくなるのですよ。

正しい頭皮ケアとは

◎毎日2度洗いを心がけましょう

◎シャンプー剤は、アミノ酸系の肌に優しいものを選びましょう

◎石鹸シャンプーをお使いの場合は洗浄力が強いため、1度洗いでオッケーです

◎シャンプーの前は、たっぷりの予洗いで頭皮をほぐしましょう

◎指の腹を使い、頭皮を揉むように洗いましょう

毎日頭皮の汚れをしっかりと落とし、健康な頭皮と髪を育てていきましょう。

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