美容には、いくつかの間違った常識があります。
その一つが、クレンジング剤を使うこと。
使うことがアタリマエのようになっているクレンジングですが、実は、肌老化を加速させるアイテムなのです。
使うほどに肌が痛み、老化が進行します。
クレンジング剤は、肌に大きなリスクを伴います。
油分(化粧品)を落とすためには、油分(クレンジング)が必要になります。
それら2つの油分は、肌に残りやすく、劣化しやすいのです。
そのことはいずれ、肌老化を加速させる大きな要因となります。
肌はそもそも、タオルのような状態です。
布のように、細かな溝(毛穴)が無数にあり、角質の間にも隙間があります。
ツルンとした、陶器のような状態ではないのです。
この無数の溝と隙間に化粧品とクレンジング剤が入り込み、肌に蓄積されていくのです。
つまり、肌に付けたものは浸透します。
洗い流しても、それら成分は肌に残っていきます。
クレンジングは肌が乾燥した状態で付けますから、浸透率がさらに高くなると言えますね。
ふき取りコットンなんて、もってのほか!ですよ。
絨毯にお醤油をこぼし、拭き取って落ちるでしょうか?
お醤油は、どんどん中に浸透してしまいますよね。
拭き取るという動き自体、肌に刺激を与えますから絶対に避けましょう。
クレンジングが引き起こすトラブル
2つのアブラ(化粧品とクレンジング)が残っていくと、肌には様々な症状が出てきます。
◆化粧水を弾いて、水分保持力が低下する
→乾燥肌、かゆみ、ひりひり、赤み、シワ、ハリがなくなる
◆新陳代謝ができなくなる
→くすみ、ざらつき、カサカサ、シミ、たるみ、毛穴が広がる、黒ずみ、毛穴の広がり
美しい肌を手に入れるためにクレンジングをしているはずが、返って肌の老化を加速させてしまうのです。
「クレンジングする」という概念を手放しましょう!
とはいえ、化粧品を使わないわけにはいきません。
クレンジングを必要としないファンデを選ぶのです。
泡だけで落とせる、ファンデとメイク製品を使ってください。
洗顔の前は、洗面器にぬるま湯を入れて、たっぷりと予洗いをしましょう。
細かな溝、つまり毛穴を広げてから洗顔をスタートすると、肌に負担をかけずに汚れを取り除くことができますよ。
肌は、排泄器官です。
古いモノは、自然と剥がれていかなければいけません。
クレンジングという、余計な油分でのり付けてしてはいけないのです。
肌は常に、キレイになろうとする力を持っています。
そのチカラを妨げずに、サポートしてあげることが真のスキンケアです。