毛穴って、まるで落とし穴のようです。
想像している以上に、奥深いのです。
毛穴の中には、油や角質がたくさん入っています。
これらが古くなって蓄積されると、肌老化が加速するのです。
以前に、こんなことがありました。
お客様の施術中に、何かがふわっと香ったのです。
スッとしたような、例えるとハッカのような香りでした。
蒸しタオルで口元の横部分を拭いた時だけ、その香りが上がってくるのです。
「この部分に何か付けられたことありますか?」
とお伺いしましたら、驚いてこうおっしゃいました。
「肌が荒れちゃったので、オロナイン軟膏をつけたんです。でも、もう1ヶ月も前のことです!」
これには私も驚きました。
1ヶ月も前に付けられたものが、肌に残っていたのです。
肌は、常に生まれ変わっています。
しかしこうして、1ヶ月もの間、オロナイン軟膏が毛穴や角質の間に落ち込んでいたのです。
これが何を意味するのかと言いますと、肌は想像以上に塗布したものを吸収してしまうということです。(*オロナイン軟膏の品質の問題ではありません)
肌は排泄器官ですから、通常は古くなった角質や、あぶらは排泄されていくのです。
しかし油分が強い化粧品や、薬品、軟膏などは肌に浸透しやすく、なおかつ肌に残りやすいのが特徴です。
これは、肌の代謝の妨げとなります。
この結果、肌トラブルを招き肌老化を加速させます。
・皮膚科でお薬をもらっても治らない
・薬をやめたら症状が出てくる
(*お顔の肌あれに関してです。状態によっては、薬も必要ですので全てに関してではありません)
とお悩みの方は少なくありません。
これは薬品だけはなく、化粧品も同じです。
付けたものは、肌に浸透していきます。
それは肌にとって本当に必要なもの?
お肌に付ける前に、考えてみてくださいね。
お肌を育てるのは、あなた自身です。
正しいスキンケアは、肌本来の力を妨げません。
未来に繋がるスキンケアを選びましょう。